雪不足が叫ばれる日本同様、イギリスもこの冬は暖冬だそうです。
といっても、瀬戸内の気候で育った私には、10度を下回る毎日が十分寒いのですが…
先週初雪を観測したものの積もるほどではなく、少しずつ花をつけた木が見られるようになってきました!
今回から、「4年間フリーランスとして生き延びられた理由」について書いてみたいと思います。全4回の予定です。
実はこのテーマ、フリーランスとして3年目を迎えた頃から何度か書こうとしたことがあります。
その度にブレーキとなったのが、汎用性の低さでした。
「私と同じ学歴を積んで、同じキャリアを歩んで、同じアプローチでフリーランスをしたらうまくいくよ!」とは言えないなと。
特に私の場合、システムエンジニアや士業などのように、ポートフォリオや資格で示しやすい専門スキルを提供しているわけではないので、同じような環境に身を置く読者の方すら限られているでしょう。
この考えは、今も変わりません。
今回それでも書くことにしたのは、この誰かが進んだ道をなぞろうとしなかった心構え自体がよかったのだと思えるようになったからです。
もちろん、いろんな書籍やWeb記事を読んだり、ワークショップに参加したり、いろんな人とお話したりして、他の人の経験を参考にさせてもらうことは多々あります。
ただ、「同じような道を歩んできた人がどうしたか?」という基準で物事を決めたことは一度もありません。
むしろ、全く違うように思える職種(たとえば、芸術家)の話を興味深く感じていたように思います。
いずれにしても、情報は情報としてインプットしつつ、最終的には自分の状況に照らし合わして自分の頭で考え、納得した道を進んできました。
コンサルティング系の調査をしていると、「その取り組みに前例はあるか?」「その前例はうまくいっているか?」と聞かれることがよくあります。
「誰かがうまくやっている」と知ることが、意思決定する際の安心感につながるのでしょうか。
人数や規模で勝負できるような企業・団体であれば、前例があっても戦う余地は十分あるのかもしれません。
しかし、1人でしか戦えないフリーランスでいるうちは、誰かと同じことをしているだけではほとんど勝ち目がないと思っています。
…と偉そうなことを書きましたが、私はフリーランスになるキャリア計画を立てていたわけでもなく、今ここに書いたことも4年間走り抜いた後に振り返ってみてようやく気づきました。
フリーランスは、会社員のように昇進や出世のレールが見えているわけではありません。
自分の進むべき道を自分で創り出すのが、フリーランスの仕事の1つであり、醍醐味でもあります。
次回は、この「自分の進むべき道を自分で創り出す」に関連した内容をお届けする予定です!