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4年間フリーランスとして生き延びられた理由 ②自己アピール編

生き方/働き方

イギリスの気候…と聞くと、曇天を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
住んでみてもまさにその通りで、日が差しているだけで「外に出よう!」と外出意欲が急上昇するくらい。
今週もほとんど曇りか雨、天気予報によると明日ようやく曇り時々晴れ、次に曇り時々晴れマークがあるのはちょうど一週間後、快晴マークはなし…

というわけで、快晴の写真を撮れる機会は結構レアです。笑


さて、今回は「4年間フリーランスとして生き延びられた理由」の第2弾。

前回、誰かが進んだ道をなぞることなく、 自分の進むべき道を自分で創り出す心構えについて書きましたが、それを行動に移すときに欠かせないのが「自己アピール」でした。

「自己アピール」と聞くと、何かの案件に応募する時やそのための面接などの場を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、私の場合、自己アピールの場のほとんどが教育系のワークショップやイベントでした。

「自己紹介」という表現の方がイメージに近いでしょうか。

認知度が高い会社の会社員や、システムエンジニアや士業のようなではないからこそ、「どんなことをしているんですか?」と聞いてもらえることが多く、これがチャンスだったように思います。


具体的に、私が「自己アピール」として話していたのは、

①教育系のフリーランスであること

②学生時代から外国語教育に興味があり、ドイツ語のように今の経済界での需要が必ずしも高くない言語文化を学んだ成果が生かせる場を創りたいと思っていること

③前職で新規事業立ち上げや市場調査・分析に携わっていた経験があること

の3点です。


言い換えると、
①いわゆる肩書き
②何に興味があるのか
③経験

です。

①と②は毎回必ず触れますが、③は場や相手に合わせて内容を変えたり、あえて言わなかったりしました。


少し横道にそれるのですが、先日、大学のキャリアセンター主催で「(就職のための)ネットワーキング」をテーマにしたワークショップがあり、参加する機会に恵まれました。

そのなかで特に興味深かったのが、「何かしら人とつながったり、イベントに参加したりするにあたって、”What can we offer?(自分たちは何を提供できるのか?)”を考え、言葉にすることが重要だ」という説明とともに実施されたワークでした。

学部生・院生・研究生などいろんな立場の人が参加していて、
「自分は学部生だが、○○に関する興味と熱意を提供できる」
「自分は院生なので、具体的に○○と○○の専門知識が提供できる」
「自分は研究生なので、何もないところから課題設定する力を提供できる」
などなどたくさんの意見が出ました。

私が先に書いた、②何に興味があるのか、③経験、に通じるものだと思っています。


話を戻すと、結果論ではありますが、私の場合この自己アピールが営業活動でした。

私の興味と先方のやっている事業が重なったり、これまで積んできた経験・スキルがまさに先方の欲しているポジションだったりで、仕事の話として具体化していったからです。

「結果論」と書いたように、純粋に自分の学習欲を満たすために参加したワークショップやイベントが仕事につながるとは、思ってもみませんでした。

自分の考えを整理して、目の前の人と真摯に対話する、ただその積み重ねが功を奏したようにも思います。

しかし、残念ながら、これは身を置く環境に左右されることが多く、いつでもどこでもうまくいくというわけではありませんでした。

次回は、フリーランスを取り巻く環境について書いてみたいと思います。

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