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4年間フリーランスとして生き延びられた理由 ④仕事に対する姿勢編

生き方/働き方

ドイツやイギリスに住んでテンションが上がる出来事の1つが、野生のリスとの遭遇です!
日本で自然あふれる田舎に行っても野生のリスは見たことがなかったので、ちょこちょこと走り回っている姿を見るだけでつい釘付けになってしまいます。笑


「4年間フリーランスとして生き延びられた理由」第4弾のテーマは、仕事に対する姿勢。

第1弾 心構え
第2弾 自己アピール
第3弾 環境
と、これまでどちらかといえば仕事を受注するまでの話が多かったのですが、最終回の今回は仕事を受けた後の話です。


私は、フリーランスとして独立したとき、OODAということばを1つの軸として掲げました。

OODAは、
O:Observe(観察する)
O:Orient(進む方向を見極める)
D:Decide(意思決定する)
A:Act(行動する)
の頭文字をとったものです。

元は”OODA Loop”と呼ばれる理論で、最後のLoopは「再びObserveに立ち返って見直す」という意味を持っています。

ちなみに、私がOODA LoopではなくOODAを掲げたのは、単純に名刺のスペースの問題で、決して振り返りが無駄だと思ったからではありません。笑

このOODAと似たような表現で
P:Plan(計画する)
D:Do(実行する)
C:Check(評価する)
A:Act(改善する)
を示すPDCAという言葉があります。

このPDCAの方が聞き慣れている人が多いかもしれません。


フリーランスとして携わったこの4年間の仕事を振り返ってみると、私の携わった仕事の進め方も私自身のキャリア形成もほとんどがPDCA型ではなく、OODA型だったように思います。

すぐに計画や見通しを立てる作業に着手できる業務やプロジェクトは限定的で、大きなゴールとそれとは乖離している現状を前に、「さて、どうしたもんか…」と考え、進む方向の目星をつけ、実際に動きながらよりよいものを追求していくケースがほとんどでした。

「今ある仕事の9割が、将来AIに奪われる」という話をよく耳にしますが、今の社会でも、「方法が分かっていて見通しの立つ仕事ができる人」の需要はすでに少なくなりはじめているように感じます。

今は人手不足ゆえに非正規雇用としての需要はあるかもしれませんが、それでもよっぽど請負価格が低くない限り「フリーランスに頼もう!」とはならないでしょう。

そんな時代にフリーランスとして仕事をもらおうとするならば、計画や見通しの立っていない仕事にも対応する柔軟性があることが強みになるかもしれません。

フリーランスは、上司の決裁が必要な会社組織と違って、自分の裁量で業務範囲を変えられるので、クライアントの要望に応えるかたちで動きやすいという利点があります。

ただ一方で、いくら自由だといっても、あらかじめ契約書を交わし、そこに記された業務からは逸脱しないことは事業主として身を守るうえでの大前提です。


こうした働き方をするうえで欠かせないのが、柔軟性とともにいろんな変化を楽しむという心の持ち方です。

請け負っていた仕事を取り巻く環境が変わったり、これまでとは全く違う仕事の話をもらったりしたときに、「どうなるか分からないところもあるけど、新しいことができて楽しみだな♪」と思えるならば、フリーランスとして仕事をしやすいと思います。

一方で、「どうなるか分からないなんて不安だ」という気持ちが先にくるならば、無理せずフリーランスではないキャリアを考えた方がよいかもしれません。

なぜなら、所詮は仕事、進めていくなかで思い通りにならないことや大変なこともたくさんあります。

フリーランスは1人で働くことも少なくないので、最初から不安が先にくる仕事を受けてしまうと、後々思い悩んでもっと苦しくなりかねません。

最悪の場合、身体を壊して何もできなくなってしまう…ということだってありえます。

フリーランスは仕事の内容もキャリアも不安定ですが、それを楽しむ心理的な余裕が何より大切だったと4年目を終えた今、改めて思います。


さて、この記事で4年間のフリーランス生活振り返りシリーズは一旦終了です。

次回からは、1本完結でもう少しいろんなテーマについて書く予定です!

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