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なぜフリーランス? ①会社員からフリーランスへ

生き方/働き方

写真はブルーインパルスの航空ショー。

3年前に米軍岩国航空基地のフレンドシップデーで見たのですが、飛行はもちろん、雲一つない快晴に描かれる模様がとにかく圧巻でした!



以前、「4年間フリーランスとして生き延びられた理由」というテーマで記事を書きましたが、「フリーランスで食べていけるの?」と同じくらいよく聞かれるのが、「なぜフリーランス?」という質問。

「4年間フリーランスとして生き延びられた理由」の記事はこちら。
①心構え編
②自己アピール編
③環境編
④仕事に対する姿勢編

というわけで、今回はフリーランスになった経緯について、そして次回の記事でフリーランスを続けている理由について、書いてみたいと思います。



インターンまでのこだわりを捨て、コンサルタント職に

外国語大学でドイツ語を専門とし、1年間交換留学。

帰国後も、どうにかして外国語の知識や外国での経験を活かしたいと、修士課程まで進んで外国語教育を専攻していた学生時代の私は、大学院進学を機にせっかく上京したのだからと大学の外でも外国語を活かせる機会を求めていました。

その結果、縁と運で恵まれたのが、某シンクタンクでの行政文書翻訳バイトと某ドイツ行政機関でのインターンシップ&短期バイト。

ドイツ語や英語を実践的に使える喜びを感じつつも、どちらも私が担っていた業務だけではフルタイム雇用には程遠い現実を目の当たりにして、当時目指していた語学教師という職に就いて教育経験を積む前に、「外国語を学んだ後にそれをどう社会に活かすのか?」という出口について考えたいと思うようになりました。

「大学卒業後にどうするか、進学前に考えていなかったの?」とか「就職を重視するなら、なんで理系や資格の取れる学部にしなかったの?」という声が聞こえてきそうですね。

それもこれも、言語への強い興味・関心を捨てられなかった高校生時代の自分、敷かれたレールに乗らなくても何とかなるだろうという楽観的な性格、大学や大学院に進んでもなかなか視野を広げられなかった自分のせいです!笑

と書きつつ、一応都度自分なりに考え抜いて出した結論なので、どの進路選択もまったく後悔していないのですが。


少し話が逸れてしまいましたが、そんなこんなで外国語教育への強いこだわりを押さえ、戦略・経営コンサルタントとして就職することになりました。

戦略・経営コンサルタントという職を選んだのは、多くの外国語学習者にとって出口となるビジネスの世界について、とにかく幅広い知識や経験を得たいと考えていたから。

職種柄、精神的にも体力的にもとてもハードな仕事でしたが、学習欲の強い性格ゆえ、たとえテーマが外国語や教育ではなくとも、ビジネスという当時の私にとっては全く新しい世界の知見が広がることに、苦労しながらも充実感を感じていました。

外資系企業のため海外研修があったり、稀に仕事でも英語を使うことがあったり、ほんの1回ではあるものの海外市場調査でドイツ語も使えたり。

仕事の場だけでなく、国内外さまざまな職種・志向の同僚との出会いから、世界観が広がることも多々ありました。

では、なぜ辞めたのか?

実は、入社前から「修業期間」と自分のなかで決めた期間があったからこそ、がむしゃらに働き続けられた部分があり、その期間が過ぎようとしたとき、コンサルタントとしてキャリアを積んでいきたいと前向きに考えられなくなってしまったのです。

やっぱり外国語教育へのこだわりを捨てきれなかったことも背景にあり、ここでキャリアチェンジしないと後悔するだろうなと思い、退職を決めました。



気づいたらフリーランスに

ここまで読んで、さぞかし下準備をしてから退職したのだろうと思われたかもしれませんが、手ぶらで退職し、この時はフリーランスになることすら決めていませんでした。笑

グローバル人材育成系企業の求人に応募してみたり、ドイツ商工会議所を通じてスカウトをいただいたり、ドイツ語教育・日本語教育関連の職を探ってみたり…とせっかくの機会なのでいろんな道をあたりました。

この転職活動のようなことをするなかで、特に興味関心の高かったドイツ語教育・日本語教育関連の職がフルタイムでなかったこともあり、「1日8時間×週5日を必ずしも1つの会社で過ごさなくてもいいんじゃないか?」という考えが生まれはじめました。

ちょうどそんなときに教育系団体からオファーをもらい、理由とともにフルタイムではない業務委託形式での契約を打診してみたところ、ありがたいことにご快諾いただけたので、個人事業主として開業届を出し、フリーランスとしてのキャリアを始めることにしたのです。

自分の興味関心があるところと、自分が培った経験やスキルを活かせるところ。その二兎を追った結果行きついたのが、フリーランスという働き方だったのだと思います。


しかし、フリーランスを続けているうちに「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態になったこともありました。

次回は、その経験とともに、なぜフリーランスを続けているのかを書きたいと思います!

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